大学を中退したのち、独学でプログラミングを学び、AIを使ったプロダクトなどITサービスを提供する企業へ就職。プログラマーとしてはもちろん、企画立案やプレゼンなどにも携わり、部門の管理職者を務める。
ベリーベストへWEBエンジニアとして入社した後は、弁護士への依頼を検討するお客さまにとって使いやすいツール開発やAI(人工知能)のプログラミングに携わっている。
もともと私は、ただ漠然と、いいところがあったら転職してもいいかな、というぐらいのモチベーションで転職活動をしていました。13年もの長い月日の間勤め続けていた前職に不満があったわけでもなく、積極的に転職したいと突き動かされる理由がなかったのです。それでも、すでに管理職となり、いわばシステム系に強い何でも屋のような業務に携わることが多くなっていたことから、「本当はもっとエンジニアとしてのスキルを磨きたい」という思いはありました。そのため、自社サービスに力を入れているところ、という条件で絞り込み、業種は絞らずタイミングが合う会社へ応募していたのです。
そこで候補に挙がったのが、ベリーベストでした。ただ、応募はしてみたものの、正直なところ面接までも進めないだろうとは思っていました。なぜなら、法律というものを扱う堅い業態ですから、一緒に働く方々もガチガチに堅い職場で、自分のキャリアでは難しいだろうと考えていたためです。だから、逆に面接の連絡が来たときは驚きました。当時、どちらかといえばフランクな職場でずっと勤めている自分とは、社風が合わないだろうという気持ちで面接に行ったことを覚えています。
面接では、自分の先入観がいい意味で打ち壊されました。堅い会社であればあるほど、学歴や前職などを再確認されていると感じる面接になるケースは多いものです。しかし、ベリーベストの面接は違いました。とてもざっくばらんな雰囲気で進み、いわば、自分自身という人の中身を見てもらっているという感じだったのです。あっという間に面接の段階は進み、内定をいただいたときには、私もベリーベストで働く決意が固まり、入所にいたりました。
入所以降、緊急事態宣言などによって100%リモート勤務となる時期もあったので、まだまだベリーベストのすべてを知り尽くしているとは言えません。それでも、これだけは言えます。ベリーベストでは、エンジニアの地位がしっかり確立しています。残念ながら、〆切りなどの調整があるとエンジニアだけに負担がかかるという会社はまだまだ多いと聞きます。
しかし、WEBクリエイティブ部では、各業務に携わるプロフェッショナル同士が互いの地位や業務を尊重したうえでプロジェクトを進めています。そのため、業務中はひたすら集中して自らの仕事をこなし、定時になったらぱっと帰る、というメンバーが多いです。私は今、夫婦共働きで小学生の娘を育てており、私が夕飯を作ったり、塾のお迎えに行ったりする日が多い環境です。そのような生活リズムでも、自分の仕事を調整し、しっかり家族と向き合う生活ができています。突然起こる家族の体調不良などにより休みが欲しいときも、休みを取りにくい雰囲気はなく、休みたい日を気兼ねなく、安心して取ることができています。
また、WEBシステム課には、年齢的に先輩も後輩も在籍していますが、さまざまな特化したスキルを持っているメンバーが揃い、いやが応でもスキルアップできる環境だと改めて感じています。コミュニケーションをとるときはしっかりとり、集中すべきときはしっかり集中して取り組める、非常に自分のペースで働きやすい環境です。
ベリーベストのWEBシステム課では、MacBook Proを使って開発しています。今までWindowsやLinuxなどしか扱ったことがなかったので、正直なところ、最初は少してこずりました。Macヘビーユーザーの同僚たちがしっかりフォローしてくれたので、今では快適に開発できています。
通常は開発手法や使用できる言語など、クライアントごとにある程度の制約があるものです。しかし、ベリーベストで開発されたシステムを使用する方は、弁護士に相談したいお客さまか、所内の弁護士やパラリーガルたちが中心となります。どこかに販売するために自社サービスを開発する、というよりも、自社で実現し使いこなすためのプロダクトを社内で開発して育てていく、というイメージです。
だからでしょう、担当プロジェクトが決定したとき、最初に「『これまでの手法』とか、『古臭い慣習』のようなものは一切気にしなくていい」と、言っていただきました。言語や開発手法に縛られず、変なしがらみにとらわれることなく、やってみたいことを何でも提案できるし、チャレンジできます。むしろどんどんチャレンジしていこうという、社風があるのです。もちろん、口だけではありません。実現のために必要な環境は、ハード面・ソフト面ともに整えられています。
私が今携わっているプロジェクトは、WEBサイトを見たお客さまが、より気軽に弁護士に相談できるような環境を実現するツール開発やAI(人工知能)の新開発と、事務所内の弁護士の業務を効率化するための所内AIツール、外と内の両側です。
大きな法律事務所ですので、所内のツールといっても、たくさんの部門があり、それぞれと調整した上で何が必要とされているのかインサイトを見極め、プロダクトに落とし込んでいく必要があります。
ここで心強いのが、ベリーベストには「弁護士エンジニア」が所属しており、同じ開発チームで奮闘してくれていることです。法的問題はもちろん、弁護士の実務も熟知しており、さらにAIにも精通しているため、チームの推進力となって開発をリードしてくれています。これは法律事務所内開発チームだからこその、非常に刺激的でやりがいのある環境だと思います。
今後は、お客様や所内の弁護士やパラリーガルだけでなく、他の弁護士事務所にも展開して使っていただけるサービスなど、法律業界に広く愛されるサービスを作っていけたらと考えています。
私は面接のとき、「スキルアップしたいと考えているのなら、ベリーベストで仕事をすればすぐに上げられる」という言葉をもらいました。そのとおりだと、入社した今、あらためて実感しています。
また、いわゆるお堅い雰囲気であれば、今のようになじめることはなかったでしょう。ただし、ベンチャーのような空気かといえば、そうでもありません。しっかりした枠組みがある中で、自由で柔軟性があるというイメージでしょうか。私のように、新しいことをしたい、チャレンジすることが好きだというポジティブな方ほど、マッチする環境です。
法律事務所だから、法律のことはよくわからないから、という先入観で、応募をためらっている方もいらっしゃるでしょう。それぞれの個性があると思うので絶対大丈夫とは言えませんが、私のように、思っていた以上にマッチする職場かもしれません。まずは、応募して話をしに来てみてください。