人を知る

研修は“成長のきっかけづくり”。
社員の可能性を引き出し、ともに学ぶ

品質管理室 研修チーム
M.O

大学卒業後、大手インテリア会社の営業として勤務。その後、建設会社で6年ほど採用・研修業務等を担当。2023年ベリーベストに入所。入所後は、ベリーベストの業務内容を習得するため、コールセンターにて所内キャリアをスタートし、コールセンター部門の管理・育成業務を経て研修チームに配属。現在、研修担当として所内研修の構築・登壇を行っている。

元同僚を通じたリファラル採用で入所

新卒後は、インテリア会社の営業からスタートしました。とても忙しい会社でしたが、交渉力やビジネス解決力が鍛えられたと思います。その後、建設会社に転職して、採用と研修業務を行う中で、研修が会社の品質に与える影響の大きさを肌で感じ、この仕事の面白さに魅了されていきました。

6年ほど勤務し、「もっと研修のキャリアを広げたい」と思っていた矢先、インテリア会社の元同僚からベリーベストを紹介されました。いわゆるリファラル(紹介)採用です。彼女はベリーベストの事業推進部に転職していて「私の会社で、研修に特化した部署があるよ」と、教えてくれました。

研修業務は人事の仕事のひとつとする会社が多い中、ベリーベストでは人事とは別に、所内の品質向上に注力した部署があるというところが魅力でした。会社の価値を高め、品質向上にダイレクトに関わりながら、専門的に研修のスキルを磨くチャンスだと思いました。

未経験のコールセンター業務が、寄り添う気持ちを育てた

ベリーベストの品質管理室は、4つの部門から成っています。全国に展開するオフィスの「拠点管理」と「データ管理」、「コールセンター」、そして「研修」です。

入所後は、まずコールセンターに配属されました。オペレーターはまったくの未経験だったのですが、半月ほどOJT研修を受け実務を学びました。法律の相談は難しそうで不安があったのですが、ご相談されるお客さまと同じ目線を持てることが逆に強みとなり、寄り添う気持ちが生まれました。

法律は、実は私たちの人生にとても身近なものですし、それを知れたのは大きなメリットでした。1年ほどで研修チームに異動しましたが、コールセンターの経験は現在の業務にも活きていると感じます。

研修チームに異動してからは、業務の組み立て方が大きく変わりました。研修チームの主要な仕事である4月の大型研修は、半年ほど前から準備を開始します。新卒パラリーガル(法律事務職員)には約1カ月間、「ビジネスマナー研修」を中心に社会人としての基礎・法律事務所として必要な心構えを身につけていただき、半年後にはフォローアップ研修も実施します。

現在私は新卒パラリーガルの研修を担当していますが、約1年間をかけて入所された皆さんを見守り、成長を感じられることにとてもやりがいを持っています。

「法律事務所はサービス業」そのビジョンを支える

研修チームには他部署からオーダーメイドの研修依頼があります。

たとえば最近だと、「部署全員を対象としたサービス研修をしてほしい」というご依頼をいただきました。ベリーベストには「法律事務所はサービス業である」というビジョンがあります。所員全員が同じ思いを持ってお客さまに向き合っていただくために、お客さま対応やサービスへの理解を深める研修を実施しました。

また、ある部署からは、事務経験がない方に向けたスキルアップ研修のご依頼があったため、基本的なパソコン操作や文章作成のいろはを学んでいただき、配属後も安心して実務に入っていただけるように、現在チーム内で研修の構築を行っています。

研修チームは、春の大型研修を軸にしつつ、さまざまな研修を行うので、複数のタスクを同時進行で進めることになります。進行管理と業務遂行力が求められるので、常に効率的に動く方法を考えていますね。

「常に先を考えること」が私のモットー

品質管理における、人材育成や研修業務の仕事は、管理者と現場の声の両方に応えるために労働時間も多くなりがち…というのはよく聞く話です。

実はもともと、私も限界まで頑張るタイプでした。ですが、それだと仕事が楽しくなくなることに気づいたんです。

楽しいはずの仕事がしんどくなってしまったらもったいないなと感じるようになりました。

そのためにも、スケジュールは常に一週間先を考えて、タスク・スケジュール管理を徹底することで、突発的な業務が入ったとしても、臨機応変に対応できるようにやるべきことの優先順位をしっかりつけるようにしています。また幸いなことに、私には困った時にすぐに相談できる上司と信頼できるメンバーがサポートしてくださっているので、さまざまな業務に対応することが出来ています。チームの存在はとても大きいです。

研修チームのメンバーは幅広い年齢の方が活躍しており、個々がプロ意識を持っているので尊敬できる点が多いです。困った時には、経験豊富な方々にアドバイスをいただけることで、スピーディーに問題解決できるのも業務効率が上がる理由だと思います。

自分でコントロールできる部分は最大限に効率化して、所員への研修にしっかり時間をかけられるのは有難い環境だと思っています。

「やり切った」と思える仕事が自信をつくる

新しい研修カリキュラムをつくる際には、私自身に知識が足りないケースもあります。昨年行った管理部門向けの研修では、業務領域から、働く方のメンタルの傾向、実務を効率化するためのハウツーまで、とにかくたくさんの本を読んで情報を集めました。

この研修は、業務の効率化や仕事に対する理解を深めてもらう意図がありましたが、マインドセットの再構築も目的のひとつでした。管理部門の仕事は貢献がやや見えにくい仕事であり、そのことがモチベーションに影響することもあります。

全部署を横断的に調整し支える管理部門が、会社が安定的に機能するために必要不可欠であることを深く理解することは、働く方の意欲に直結すると思いました。

ただまったくのゼロから立ち上げる研修で、次々に出てくる課題に、少し心が折れかけた時もありました。でもその分、研修をやり切った達成感は本当に大きなものでした。

印象的だったのは、皆さんの表情です。研修スタート時は表情がやや硬かったのですが、進めるにつれて表情がどんどん変わり、終わった頃には皆さんの顔が目に見えて明るくなっていました。実施後のアンケートでも、「とても参考になった」「業務に活かしたいと思った」といった声を多くいただき、手応えを感じました。うれしいメッセージはこっそりと保存して、たまに読み返しています。私のモチベーションのもとですね。

品質管理室をもっと身近に!

私自身の目標は、品質管理室の認知をもっと広げることです。品質管理室は、研修を通じて社員の方がより深く仕事にコミットし、成長するきっかけをサポートします。

「こんなスキルアップ研修がしたい」「チーム全員で知見を底上げしたい」等、気軽に相談していただける場所です。まだまだ「何をやっている部署なの?」と聞かれることも多いのですが、風通しがよく何でも話しやすいチームなので、そんな雰囲気が伝わればうれしいです。

今後手がけてみたいこととしては、入所から数年経過した方に向けた研修です。入所直後は手厚いフォローがあっても、2~3年後、もっとその先でも、苦しい時期がやってくることはきっとありますよね。そんな時に寄り添える研修をしたいです。

研修を通じて成長を喜び合える、新たな仲間に出会いたい

研修チームでは、時には自分がよく知らない分野の研修を企画・実施することもあります。だからこそ「これは何だろう?」「やってみたいな」と、自分で調べて学べる、好奇心旺盛な方にとっては、とてもやりがいのある職場だと思います。

チーム自体はまだ少人数なので、自分の意見やアイデアが反映されやすい環境です。「もっと成長したい」「人の役に立てる仕事がしたい」という気持ちがある方には、ぴったりです。

研修や人材育成の経験をお持ちの方はもちろん、営業やサービス業、マネジメントなどのご経験がある方も歓迎します。周囲と連携しながら物事をうまく調整したり、進行を管理したりするのが得意な方に、ぜひ仲間になっていただきたいと思っています。ベリーベストという安定した基盤のもと、一緒にたくさんのことに挑戦していきましょう。