文系大学在学中に中国へ語学留学後、中国系オンラインゲームの運営会社に入社。その後本格的にWEBエンジニアになることを目指して職業訓練校でプログラミングを習得する。その後複数の会社で基幹システムの開発、保守業務、フロントエンド・バックエンドのエンジニアとして経験を積み、元同僚の紹介でベリーベストに入所。
今まで主にスタートアップの会社でWEBエンジニアの仕事をしてきました。スタートアップ企業は規模が小さいこともあり、同僚の退職が続くと最終的にエンジニアが僕1人になってしまうということが、何度かありまして。自分1人で判断して解決できるのは効率的という面もありますが、それが正解かどうか分からない不安が常にありました。
そういうわけで、ちゃんとしたエンジニアのチームで、お互いに刺激を受けながら仕事したいという希望があり転職をすることにしたんです。また、結婚して子どもが生まれたので、ある程度安定していて、子育てしやすい環境を求めていたこともあります。
そんなとき、ベリーベストで働いている元同僚からの誘いがあり、さらに職業訓練校時代の知り合いも同じ職場で働いているということが判明しました。僕は2人の気さくな人柄も知っていましたし、その2人からいろいろ社内の雰囲気を詳しく聞けたので、安心して入所を決めることができましたね。
ベリーベストは前々職のクライアントのうちの1社だったので、新規事業に前向きな弁護士の会社という印象でした。そのため、法律事務所だからとためらうことはなく、むしろリーガルテックの領域は今後おもしろくなりそうだと思ったので、やってみたいという気持ちのほうが強かったです。
WEBシステム係は全員で9名(男性7:女性2)※です。コアメンバーが30代後半~40代前半くらいなので、年相応に皆落ち着いている人が多いという印象ですね。開発環境としては、Apple Silicon M2 Max搭載のMac Book Proを使用しています。32GBのメモリ搭載で、スペック的には申し分ないです。
ベリーベストのシステム開発の特徴は、お客さまの法律相談をサポートするためのものと、弁護士やスタッフが業務で使用するものの2つが中心です。社内の業務をより効率的に、より使いやすくするための仕組みづくりなので、開発したシステムを実際に使用する方々と密に連携しながら、日々改善を重ねています。
前職までの経験でAWSを結構触ってきたこともあり、入所してすぐはインフラまわりを主に担当していました。まだ入所2年目ですが、新規事業サイトの修正や新入所員の指導、協力会社への委託環境整備など徐々に仕事の領域は広がっています。
インフラだけ、バックエンドだけ、フロントエンドだけと専業になることはなくて、メンバーそれぞれが得意分野を生かしつつも複数の業務を担当することが多いです。システムチーム全員で、毎朝15~30分くらいのミーティングをしていて、そこで各々の課題進捗の確認や整理をして、業務の割り振りを決めるという流れになっています。
※2025年1月時点
今まで担当した中で一番印象に残っているプロジェクトは、複数サイトのバックエンドプログラムの統一ですね。ベリーベストには交通事故や離婚、遺産相続など法分野ごとにサイトがあり、そのバックエンドが別々のプログラムで動いていて、非効率的な運用になっていることが課題だったんです。それをシステムチーム皆で分担して、10か月かけて無事統合することができました。
最初は、分からないことがあったらどうしようと不安でしたが、チームメンバーがしっかりフォローしてくれたので、「やっぱり誰か頼れる人がいるっていいな」と思いながら作業していたのを覚えています。今まで1人でプロジェクトを担当することが多かったので、皆で分担して支え合いながら業務を進められることに少し感激しました。
個々が担当する通常業務でも、システムチームは問題解決するためにお互い協力する文化があります。以前、僕自身が設定を失敗して本番のシステムが一瞬止まったことがありました。元々そのシステムに携わっていた初期メンバーが「データがここに残ってたよ」と言って持ってきてくれて、早々にリカバリーすることができたんです。
トラブルになったときは、呼んでもないのに自発的に来てくれて、皆が助けてくれますし、逆に僕が助けることもあります。
こうした助け合いの雰囲気、充実した開発環境のおかげで、今までの中で1番理想的な状態で働けていると感じますね。
今後のシステムチームの大きな目標として、いわゆるレガシーなプログラムが多いので、それをリプレイスするプロジェクトの構想を練っています。
既存のプログラムでエラーが出たらパッチを当てて使い続けるということもよくあると思うのですが、僕たちはそれをよしとしないで、根本から解決するべきと考えます。それもやはり自社のシステムかつ社内開発で、外注費や外部のクライアントの心配をせずプロジェクトを進めることが可能だからこそだと感じますね。スタートすれば、ビッグプロジェクトになるので、ちょっとワクワクしています。
今ベリーベストに来てくれたら、データベースのテーブルの設計からバックエンド、その他のミドルウェアなども全部触ることができるので、エンジニアとしてかなり成長できると思いますよ。
WEBクリエイティブ部では、在宅ワークと勤務時間選択が可能なので、僕に子どもがいるのもありますけども、自由度が高いところがとても助かっていますね。在宅の日は9時~17時半、出社の場合は9時半~18時の勤務時間を選択しています。残業するにしてもおおむね1日あたり30分~1時間以内程度です。
うちは共働きで、妻があまり仕事を休みたがらないので、子どもが病気のときや学校から早く帰ってくるときなどは、できるだけ在宅ワークにして自分が家にいるようにしています。また、いろいろな事情で突然休みが欲しいときも上司や同僚に気兼ねなく、有休を取ることができるのもありがたいですね。
在宅ワークでも問題なくメンバーとコミュニケーションが取れるように、システムチームでバーチャルオフィスを導入して、気軽に話せる環境を整えています。バーチャルオフィス上の会議室で、中に入った人数だけ会話できる機能があるので、よくそこで質問したり、情報共有をしたりしています。遊び心でバーチャル会議室の名前をそれぞれ有名喫茶店の名前にしてあるので、「〇時から▲▲珈琲店で。」というやりとりが楽しいです。
チーム内でスキルアップのための取り組みも活発です。今年流行ったのが、資格取得ですね。チームの誰か1人がAWSの資格(AWS認定ソリューションアーキテクト|アソシエイト)を取りましたって言い始めて、それが3月ぐらいだったのですが、6月ぐらいまでには他のメンバーも同じ資格を取っていました。業務で皆AWSをある程度触れる状態だったので、資格という形で証明できてよかったです。
また、月次のミーティングに「ライトニングトーク」というコーナーがあります。それぞれが興味のある分野や最新技術などを手短にまとめて、5分から10分ぐらいで発表する情報共有の取り組みです。僕はこの前DifyとRAGのことを調べて発表しました。他のメンバーの発表を聞いて勉強になることも多いです。
まず一番に「素直なこと」でしょうか。分からないことは分からないと割り切って、気軽に質問できる人が成長しやすいと思います。
そして、未開拓の領域、自分が触ったことない部分でも、苦手意識を持たないで、「ちょっとやってみるか」くらいの感じで挑戦できる人。
僕は、特定の分野を突き詰めたいとしても、システム全体をある程度理解している(=フルスタックである)必要があると考えています。
というのも、自分の得意分野だけしか知らない場合、システム全体で見たときに不具合が起きるリスクがあります。「どういう風に通信しているか分からないのに、そのリクエストにそんなにいっぱい投げて大丈夫?負荷かからない?」とか「フロント側だとここは、こうしておけば大丈夫と思っているかもしれないけど、バックエンド側だとそんなことやったらダメだよね」ということが実際にあるんです。
またフルスタックエンジニアを目指すにしても、その過程で得意な分野っていうのはおそらく分かってくるはずです。自分に今何ができて何ができないのか、それがどのレベルか再整理して、自分の現在位置が分かった上で、本当の意味でフルスタックを目指せるのが理想なのではないでしょうか。
今後、僕自身がどう成長していきたいかというと、入所当初はAIの分野も面白そうだと考えていました。でもまだシステムチームとして扱っているWEBのシステムをすべて理解できていない状況で新規事業の方に移ってしまうのはまだ早い気がするんです。だから、まずは今進めている既存システムのリプレイスをやりきってから、次のステップを考えたいと思います。まだまだこれからですね。
ベリーベストなら、WEBエンジニアとして、新規開発、保守運用のフロントエンドからバックエンド、インフラまでの業務に関わることができ、自社サイト、自社サービスのシステム開発なので、提案次第で技術的にさまざまなチャレンジが可能です。
ワーク・ライフ・バランスも実現しつつ、WEBエンジニアとして積極的に成長し続けたい方にはぴったりな職場だと思うので、ぜひ応募してみてください。